奄美方言音声データベース

ナー /naa/
(名詞) な0(名)上代

意味:

名(木、花、動物等の種類の。山、川、村など固有の地名。個人や家の固有の。物の部分などを聞くときはnaaとは言わず、nuu ci juuri?≪何 と 言うか?≫と言うことが多い。人名の場合は、姓名併せてにも片方にも言える。(類)namiN、mjoozi)。男子は以前は'warabna≪幼名≫とnesena≪成人名≫と2つを持つのが普通だったが、長田の父は例外的で一生を1つの名で通した。1つ若い世代の長田の夫は、幼名をsiNrjo真良、成人名をhirosi広と言った。幼名と成人名とでは命名法いはっきりした違いがあるわけではない。成人名には先祖と同じものを何代も貰ったり、先祖の名の1字を貰って幼名につけたりなどする。'jeNganu naa≪男の名≫と'onagunu na≪女の名≫にも命名法にあまり差はなかった。本土のものに比べると奇異な感じの名も多いが、おそらく琉球と共通のものであろう。長田の母がseemac清松という名をse'i清と改めたのは、長田の父の配慮によるもので、父は徴兵検査の折、自分の母の名huori xamemasu 太 亀益を、本土の人に笑われたのが苦痛であったらしい。本来琉球士族の女子にしか使えなかった〜xanを、自由な時代になってからは多くの人が好んで使ったりした。また、古くは男子の名であった〜daruや〜ganを、下っては女子が使ったりもした。以下に古系図やkwaahudaや長田の記憶から、いくつか人名の実例を挙げる。(大体長田の1世代前くらいまでのもの。)[男子の名]mamuugan真元金、ci'jagumori知屋具盛、huuarugan大樽金、iNaruxan犬樽金(幼名)、mi'wara三輪良、mi'wara三和良、mi'wazeN三和善、mi'jocn三代恒、minomas三能増(以上 大和浜の和家。)、kiNziroom金次郎目、omokjodaru思京樽、xaNcdaru勘津樽、ooziN当済、ooma当磨、masaumi磨佐富、hacboozagan初坊座金(幼名)(以上 住用村見里の師玉家。)[女子の名]ci'jokiku千代菊、omoogan思戸金(明治44年94才で没)、haNdaru赤目樽、aguriあぐり(男子が生まれないときは、この名をつけると、次に男子に恵まれるという)、(以上 太家)、cjuuci'jo忠千代、geNci'jo源千代、sigezru重鶴(以上 和家)。
こネダ っマレたン ハビザ ヌ ナー ヌー チ ツー?xoneda areaN habiza nu naa nuu ci ck?この間 生まれた 赤ん坊 の 名は 何 と つけたか?
ウン ハナ ヌ ナ ヤー イェいゴ ナて ムツかシャヌ イーキラン。uN hana nu na 'jaa 'je'igo na mucxasjanu iikiraN.その 花 の 名は 英語 なので むつかしくて 言えない。

関連標準語:

な〔名〕

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